中卒無職日記

中卒無職が気分次第で適当に書き連ねた残骸を投棄するための場所です。

コンサータを処方されました

はい。

ついに処方されました。ADHD薬でもっとも効用が強いと言われている発達障害者のみなさんにとっては言わずともしれたあの薬です。

一昨日までウッキウキでした、ええ、当然ですね、インターネットに溢れかえっているほとんどの服用体験記が副作用以上の効果を強調していたんですから。

ところが実際に使ってみたところこの薬を服用し続けていくにあたり幾つかの疑念が発生しました。今回は雑にその辺を書いていって備忘録代わりにしたいと思います。

とはいえ2日しか服用してないのでそのへんは大雑把に見てあげてください、よろしくお願いします。

 

 

確かに動けるようにはなるが…

この薬にありがちなレビューとしてまるで別人のようになった!あるいは健常者の世界が垣間見えた!というのがありますが、個人的にはそこまでの効用があるようには感じませんでした。勿論服用量が初期の18mgであるという部分に起因することも多く有ると思いますが、その辺を差し引いても良いところも悪いところもある、至って一般的な薬の一種の域を出ないように思います。

確かに普段よりも円滑に物事を開始できるようにはなります。しかし脳を無理やり覚醒させているが故か常に脳が緊張状態に置かれているような感覚が絶えず襲ってくる上に、考察や思索といったloftierな行為が非常に難しくなります。発達障害のあのポンポンポンポン飛んでいく思考が一切できなくなるのです。殆どの人にとってはいいことなのかもしれませんが、これは僕にとっては致命的なことでした。常々そういった思考から、事象間における関連性や類似性を発見することでより理解や考察を深めていたからです。加えて英語の大意を読みながら把握するといった行為が困難になりました。この症状はストラテラでも発生していたのですが、コンサータでも起こりました。コンサータストラテラマルチタスクができるようになるとの体験談が多くありましたが、僕の場合はまさに逆でシングルタスクに集中しすぎるが故に、その上に複合的に位置する思考や考察といった行為ができなくなってしまいました。(ヤーキス・ドッドソンの法則に合致しているような気がします)

これが日常生活であればいいのですが不幸にもこういった思考が随所に求められる大学受験が間近に迫っており、その上志望校は英語が関門なので服用を続けるべきか非常に悩んでいます。一方でやめたらやめたで一切勉強できないまま受験に臨むハメになるのが目に見えているので、本当に悩ましい限りです。

 

眠くなくなるって本当なのか

嘘だと思ってます、現に初日は服用後三時間位ウトウトしてたら寝ました。絶対に嘘だと思います。それくらい普段通りです。強いて言うなら、脳はずっと緊張し続けて起きていますが体というか本能が寝ています。心技体が合致して完全に起きてる!最高!みたいな状態になる魔法の薬ではないということは、はっきり言えると思います。

 

薬が切れると

はい、これはガチでガクッと来ました。脳の緊張が一瞬にして解けて人間としての行為が終わります。サクッと寝るのが吉っぽいです。あと切れたと言っても服用していないときよりは緊張しているようで中途覚醒が出ます。僕はベルソムラで抑えました。ちゃんと寝ないと翌日のパフォーマンスが落ちる傾向が服薬していないときと比較してより強い傾向にあるようなので、普段以上に健康的な生活を心がけたほうが良いと思います。

 

終わりに

以上がざっくりとした感想です。僕個人としてはこの状況が次回の通院時まで継続するようならば服用を中止せざるを得ないと感じています。継続的に使用することでの依存形成や脳の変性といった長期的なリスクを引き換えにしてまで、使おうと思えるメリットが得られない以上仕方ないのかなと思います。とはいえこれでダメだともう薬物治療のしようがないんですよね…個人的には発達障害による直接的な害よりも、それに由来した睡眠、生活リズムの不順さと物事への始動の遅さに大きく悩まされているのでそれさえ解決すればなんでもいいんですが…

最後になりますがこれはあくまで一個人の感想です。もしかすると他の皆さんにとっては救いの薬になるかもしれませんし、現に多くの人が今もこれを服用することで初めて社会で生存出来ているのであろうと思います。ただ一方でこういった反例があるということも知っていただきたい。その上で、自分が納得できる治療方針を主治医と作り上げていってほしいと願うばかりです。