中卒無職日記

中卒無職が気分次第で適当に書き連ねた残骸を投棄するための場所です。

人づくり革命というネーミングに引っ張られて本質を見誤る愚昧な人々について

はい。

どうもこんにちは。

さて本日、第三次安倍政権における目玉政策の一つである人づくり革命会議の諮問委員の構成が発表されました。多士済々ここに極まれりという内容になっていますが、とりわけ目を引くのは三上洋一郎氏の起用ではないでしょうか。

彼のような紆余曲折を経つつも輝かしいキャリアは日本では非常に斬新で魅力的だと思います。学生の観点と経営者の観点、双方による意見を政策案に反映させ旧弊を打破してくれることを期待しています。

 

 

人づくり革命を誤解する人々

さて、今回の本題はこれです。表題のように人づくり革命というワードに引っ張られてその意義を見失っている人々があまりに多すぎるという問題です。

そもそも今回の会議の本義はどこにあるのでしょう。これまで公表されてきた概要から、人間の長寿命化による生産年齢の上昇と、キャリアモデルの崩壊に対応するために、教育を中心としつつ分野を横断した政策を立案することであると読み取れます。

しかし、多くの人々が政権が社会保障の削減あるいは既存の教育制度の破壊を目論んでいるといった陰謀論を唱えている始末です。私はこういった愚昧な人々の存在こそがこの会議の必要性を証明していると思うのです。

タイトルの先入観に引っ張られ、人間社会自体の変質についていこうとする政府の努力を表面しか見ないままに否定し、現状から前に進もうとしない。こういった本質を見誤る人々はこれからの社会でどうやって生きていくのでしょうか?

正直なところ、こういった人々の人生は非常に困難なものにならざるを得ないと思います。

これからの不安定な社会の中では、こういった人々が持たない、世相や情報に振り回されることなく自分のキャリア、そして物事の本質をしっかりと見据える能力が最も必要になってくるからです。

実際に今回の会議の一丁目一番地として、公教育から継続して自分のキャリア感を磨くこと、またレカレント教育の充実や”学び直し”支援の充実が挙げられていますが、これらはすべて、上記のような能力を育む機会を既存よりも大幅に増やし、前述のような愚昧な人々を再生産しないことを期している様に思います。

私は国家がこういった取り組みを積極的かつ継続的に行っていき、国民そして社会全体の幸福につながることを願っています。

 

終わりに

普通科高校の半分を取り潰して専門分野に特化した高専にちかいものにリプレースするとかいらん大学取り潰してそういった学校の上位機関にするとか企業の教育への参加を促していくとかリアリティーのない私案を披瀝したい気持ちがありましたがこれ以上やるとグダるのでやめておきました。

あとキャリアを形成できてない俺がこういうことを言うと全く説得力がない。

とは言えこういったコンセプトの政策を否定する皆さんにこそ、こういった政策が必要であるというジレンマを公論に訴えたかったので書いてみました。

読者諸兄に於かれましては温かい目で見ていただけると幸いです。

それではまた。