読みました。
発達障害ライフハックブログとして名高い借金玉先生のエントリを読みました。こういった視点の発達障害に関するブログはかなり珍しいこともあって、常々拝読させて頂いています。
さて、僕は以前にも書いたように、高校を３日で不登校になり、その後中退しています。それもあってか、この記事には思うところがたくさんありました。今回はその辺をつらつらと書かせて頂ければと思います。
本当にレールから外れてもなんとかなるものなのか
読んでいてずっとこれについてばかり考えていました。というのも僕自身が耐えきれずにレールから転げ落ちてからというもの、何もかもうまく行かなくなってしまったからです。どうしてそうなったのか。借金玉先生的に言うならばやっていく気持ちが、中退して以降の生活の中で、完全に失われてしまったからです。今では完全にやっていく気持ちが消失している僕ですが、不登校当初はやる気に満ち溢れていました。というのも高校受験の段階で、志望校に落ちた場合、高認を使って独学で大学進学を目指そうと考えていたからです。僕の居住する県に県立以外のマトモな進学校が存在しない、という理由から思い描いていた次善案でしたが、中退によって、思いがけずこの方向でやっていくことになりました。当初は案外簡単なものだろうとタカをくくっていたのですが、後にこの選択を後悔することになります。なぜでしょうか？それは一度逃げを打ったことによって、自分の人生の中で最も快適な状態が完成してしまい、結果として社会でやっていく意義が失われてしまったからです。原因は、勉強する意味や社会でやっていく意味を中学時代にいじめてきた人間に対する報復の中に見出していたことでした。憎悪の対象との関係性が途切れた結果、憎悪自体が消失し、それをエネルギーにしてやってきた手段が何一つできなくなってしまったのです。はっきり言って、これはレアケースだと思います。ただ、勉強する意味や社会でやっていく意味が自分の中ではっきりしていなければ、レールから外れた後の人生が輪をかけて困難なものになりかねないのは事実です。レールから降りる前に必ず、勉強する意味や社会でやっていく意味としんどさを天秤にかけてほしいと思います。正直なところ、発達障害による学校生活のしんどさとレールを降りることによるリスクは大体同じくらいだと感じます。軽い逃げを打った上でもかまわないので、この部分に関してはしっかりと考えておくべきだと思います。そうしないと本当に後悔するので。以上、なんとかならなかった人による念押しでした。
レールから外れないでやっていくにはどこに向かえばいいのか
自由な校風かつ頭がいい高校に行きましょう。これは自分がロクに行かずに辞めた後悔も多分にありますが、なにより頭がいい人間が集まるところにいくと、我々の同類がたくさんいるからです。現に僕は今でも高校の同期の極少数と関係を維持していますが、そのうちおそらく半数が発達持ち、乃至その傾向があります。そしてこいつらは生存競争を生き抜いて来ただけあって選りすぐりのオモシロ人間です。少なくとも中学のような息苦しさを覚えることはないでしょう。たとえ浮いても彼らは放って置いてくれます。それでなおかつレールに乗ったままでいられるなら儲けものじゃないですか。もし入ってみてダメなら辞めるぐらいの姿勢でも構わないと思いますし、やってみるべきだと思います。(ちなみに僕が辞めたのは中学時代のストレスが元となって１月に社会性適応障害が発生し入学早々全てが終わったからです。コミュニケーションが苦手なら入学前にtwitter等で繋がりに行くとなんとかなりやすいと思います。僕はなんとかなったのが９月くらいで、もうその時には手の打ちようがなくなっていました。)
レールから外れて独力でやっていくにはどうすればよいか
はい、こっちはもう気持ちを出してやっていきましょうとしか言えません、借金玉先生の記事の通りです。もし第三者の力を借りざるを得なくなったらこいつを参考にしてください。くれぐれも理念だけの団体や企業に騙されないように。独学でいけるならそれに越したことはないと思います。
終わりに
喧嘩を売るつもりで書き始めたわけですが、なんだかんだでその余地がなく僕の経験に基づく補足みたいになってしまいましたね。というかはっきりとした軸がないせいで全体的に情念があふれる感じになってしまいました。反省。
今後機会があれば改めて自分がなぜ落っこちたのか詳しく書いてみたいと思っています。ついでにWAISとかでイキったり同和中はカス！Ｗとかやっていきたいですね。
それでは今後共よろしくお願いします。
